オールマイティに活躍する、ウレタン防水とはどんなもの?

バルコニー・ベランダ、屋上など、身の回りで非常によく使われているウレタン防水。一般家庭でも出番が多いこの防水工事について、ご紹介します。

■防水工事には3種類ある

住宅に行う防水工事には、 アスファルト防水・ウレタン防水・FRP防水・シート防水などがあります。屋上に向いているのがアスファルト防水やシート防水で、バルコニー・ベランダなどにはFRP防水が使われます。ウレタン防水は屋上にもバルコニー・ベランダにも向いているオールマイティな防水です。

ウレタン防水は塗膜防水の一種であり、ウレタン材を塗布し固めることで、ゴムのような柔らかい防水膜を作ります。軽くて比較的安価なので、防水工事の半数近くを占める方法です。シート防水やFRP防水などとミックスさせた方法もあります。通常は、プライマーと呼ばれる接着剤を下地に塗布後、ウレタンを2〜3回重ね塗りし、最後にトップコートで仕上げます。

■防水工事はなぜ大事?
風雨にさらされる建物は、雨水が躯体に浸水すると傷んでしまいます。コンクリートや木材の劣化が進み、建物の寿命が短くなりますし、カビが発生するなどして住んでいる人の健康はにも悪影響を及ぼします。よりよい住まいを長く維持するためには、防水をしっかり行うことが不可欠なのです。

■ウレタン防水のメリット・デメリット
◎メリット
・耐久年数が比較的長い
・他の防水と比べて比較的安価
・吹き付けるので、凸凹した面にも使いやすい
・軽量である
・密着性があり亀裂が入りにくい
・簡単に塗り直して補修できる
・シート防水と異なり、継ぎ目ができないので防水効果が高い

◎デメリット
・均一に施工するために技術がいる
・乾燥させるため工期が長め
・重ね塗りが必要
・トップコートの塗布も行わなければならない

■ウレタン防水で気をつけたいこと
◎定期的に点検しよう
防水工事のそれぞれ寿命の目安は次の通りです。できれば5年に一度程度はチェックをして、劣化する前に手当をすることが長持ちさせるポイントになります。

・アスファルト防水…約20年
・ウレタン防水…10〜15年
・FRP防水…約10年
・シート防水…10〜13年

◎施工時は天気に注意
ウレタン防水は硬化するスピードが遅いので、施工後雨が降ってしまうと、固まる前に表面が凸凹になってしまいます。工事の日は、天気予報で晴天が続く日を選びましょう。

◎下地をしっかりチェック
せっかくきれいにウレタン防水を行っても、肝心の下地に不具合があれば、塗布後にトラブルが起こってしまいます。コンクリートにひび割れや穴がないかなど、塗布前にしっかりチェックを行うことが必要です。

(まとめ)
ウレタン防水は場所を選ばずに行える優れた防水方法で、密着度も高く継ぎ目のない防水膜を作れます。施工業者の技術が要る方法でもあるので、施工経験が豊富な業者を選ぶことをおすすめします。