【リフォームの声】本当に考えて、母の為にリフォーム

2年前、私の母親は、転倒して左足の膝の間接を骨折しました。 手術をして、骨は治ったのですが、痛みと筋力の衰えが原因で、以来杖を突いて歩いています。

母の家は築40年の日本家屋で、増築の影響で段差が多い造りだったので、昨年、バリアフリーのリフォームを行いました。 リフォームを行ったのは風呂、トイレ、リビング、キッチンと母の寝室です。

その時に大工さんに言われたのが、「床をフラットにするのは、簡単だけど、これからはできるだけ屈まないように、お母さんの腰の高さより上で生活できる家を作らないとね」 ということでした。 その言葉を実践すべく、常に母が屈まずに生活するにはどうするべきか徹底的に考え抜きました。

母の生活動線には、家の中で杖を突かずに移動できるように手摺を付けました。 玄関から廊下、寝室トイレや風呂まで 母が実際にどう動くか想像して、自分でも試しながら、どこにどれだけの手摺を付けるかを決めていきました。

これまでは布団を引いていたのをベッドに切り替え、押入もクローゼットに改造してもらい、屈まなくても服を取れるように腰から上にハンガーパイプや収納ケースを置けるようにしました。
また夜中トイレに行く時に、暗い中歩いたり、片手でスイッチを探したりしないで良いように、トイレや廊下のスイッチをセンサー式の照明にしましたし、コンセントも高い位置に増設しました。

完成後、母はリフォームした家で生活をしていますが、お世辞抜きで使い勝手が良いと誉めてくれました。 前のように無理やり屈むこともなくなり、楽に生活しているようです。 ただ広くしてフラットにするのがバリアフリーだと思っていましたが、利用する人の不自由を無くして初めてバリアフリーといえるのだなと痛感しました。